情報通信技術を略したICTは、コミュニティーという言葉が入っていることから、ただの情報処理ではなく利用する人達が情報を共有したり伝えたりするシステムです。
主に教育現場や医療現場などで活用されていて、防災などの分野にもICTの利用が進んでいます。
介護の現場においても、ICTは見守りシステムや事務作業の効率化などに適応できるため利便性のあるシステムですが、コスト面で導入を躊躇する施設もあります。
導入する機器や維持費など、新たに捻出しなければならない費用の工面は誰もが悩むところです。
そんな時は、国が提供している支援制度を利用してみてはいかがでしょうか。
ITに関わる国からの支援制度はIT導入補助金と、IT経営簡易診断があります。
IT導入補助金は、それぞれの事業が該当する補助金が支給されるサービスで、決められた分類の中からニーズに合う枠をチェックして申請を行います。
なお、申請には期限が定められていますので、申請期間のスケジュールを確認することを忘れないことも重要です。
次に、IT経営簡易診断は、どのようなツールを選んで使用すれば良いのか分からない時に利用するサービスです。
専門家が訪問をして的確な提案やアドバイスなどをしてくれますが、無料のサービスですので安心して利用できます。
他にも、新しい機器やシステムについていけないスタッフがいる、という問題が生じることもあります。
この場合は社内研修を行うなどの措置を取り、スタッフ全員が納得してからシステム運営を行う方が望ましいです。